ホコリタケ

(別名;キツネノチャブクロ)
Lycoperdon perlatum Pers.
ハラタケ目 ハラタケ科 ホコリタケ属


ホコリタケ

 
 CAUTION 食注意・

 梅雨期から秋にかけて林内や庭先などの地上に発生する。 若いうち、きのこを2つに割ってみて内部が白い時は食用になるが、少しでも着色しているものは食べられない。

 洋こま形で下部に無性基部があり、幼菌は白色、成熟すると茶褐色から灰褐色に変色する。
 外皮は長短の円錐形のとげがついている、側面から下部は粒状~粉状物からなるが、熟すると黄褐色となって剥落し、内皮表面に網目紋を残す。
 グレバは分解して粉状胞子塊となり、内皮の頂孔から煙のように胞子を出す。

〔似たキノコ〕
※ホコリタケの仲間には数多くの種類があると考えられているが、日本で名前がつけられているのはその一部にすぎないということです。
 → アラゲホコリタケ(L. echinatum)
 → アラゲホコリタケモドキ(L. caudatum)
 → キホコリタケ(L. lividum)
 → クロホコリタケ(L. nigrescens)
 → コゲホコリタケ(L. molle)
 → フタトゲホコリタケ(L. bispinosum)
 → ツブホコリタケ(L.umbrinum )
 → コメツブホコリタケ(L. henningsii)
 → コツブホコリタケ(L. asperum)
 → ヒメホコリタケ(L. pratense)
 → チビホコリタケ(L. dermoxanthum)
 → クロゲチャブクロ(L.purpurascens)
 → ダンゴタケ(L. radicatum)
 → アバタチャブクロタケ(L. subincarnatum)

 → タヌキノチャブクロ(L. pyriforme) は腐朽材上、あるいは地上に散乱した木片などの上に発生し、頭部表面をおおう外皮膜片はとげ状に尖らず、丸みを帯びたいぼ状~粉状をなす。胞子は光学顕微鏡で観察するとほとんど平滑球形に見えます。

_20140922_白幡山 ホコリタケ老菌 20190918 喜茂別
ホコリタケ 20190918 喜茂別、 胞子は疣のある球形に近く、径 3.5 - 4.6 μm
 
   不明菌???