ヒトヨタケ

Coprinopsis atramentaria (Bull.) Redhead, Vilgalys & Moncalvo

ハラタケ目_ナヨタケ科_ヒメヒトヨタケ属


ヒトヨタケ


 
POISON 有毒

 有毒。特に飲酒時は厳禁。
 春から秋にかけて、草地や道端、人家や公園の庭などに発生し、群生及びしばしば束生する。

 カサは径5〜8cm、卵型から細長い釣鐘型をへて縁が反り返った平らに開く。粘性はない。
 色は灰色から淡灰褐色。ごく細かい片鱗に覆われる。カサが展開すると条線を表す。老成すると黒い粘液と化し柄だけを残す。これは、腐敗したのではなくヒトヨタケ中の酵素が自己の細胞を溶かすため

 ヒダは初め白色で密、柄に上生する。のちに暗紫褐色をへて黒色になる。
 柄は7〜20cm、白色で中空、不完全なツバが有り、ときにツバから下が淡褐色の鱗片に覆われる。

 人体中のアルコール分解酵素を破壊し、ひどい悪酔い、急性アルコール中毒をひきおこす。
 酒を飲まなければ 安全。風味に癖はない。ひだの色は白〜ピンクの物を食用にする。さっとゆでて、ねぎぬた や三杯酢、サンショや柚の香りのお吸い物に。


〔似たキノコ〕
◇比較的大型になるヒトヨタケの仲間
 ⇒ ミヤマザラミノヒトヨタケ の胞子の表面はイボ状の突起 
 ⇒ マルミザラエノヒトヨタケ の胞子は類球形

◇本種より小型
 ⇒ アシボソヒトヨタケ は傘中央が尖り、全開しない
 ⇒ キララタケ は本種より小型、傘の表面の鱗片に特徴
 ⇒ ザラエノヒトヨタケ は柄が綿毛のような鱗片に覆われる
 ⇒ ザラミノヒトヨタケ の胞子の表面はざらついたイボ状
 ⇒ マルミノヒトヨタケ の胞子は類球形