春と秋、とても可憐なヒメヒガサヒトヨタケの仲間なのだが、名前の「オオ」が示すようにかなり大きくなるものもある。
小さな子実体は、草やウッドチップで成長し、短命の種で子実体は通常1日以内に発達し老化する。
傘径は 1.2〜1.8(3.5) cm程度、カサ中央部はやや盛り上がり、汚れた赤褐色、シナモン、黄土色からやや淡い(黄)茶色、縁部に向かって灰色が強くなる。放射状の溝線は二股に分岐する。
柄の高さ 7.0〜10.0 cm、太さ2.0〜3.0 mm、表面は白っぽく、無毛で、いがいと堅くしっかりしている。
ひだは最初は白、やがて黒褐色になる。
傘はほとんど液化することがないので、傘の縁から中央に向かって真っ黒になって縮み、まもなく倒れてしまう。
本来、傘表面の色はその名のように樺色(=蒲の穂の色)なのだが、気温が高く、きのこの成長が速い時に、その成長に追いつかない表皮が条線に沿ってひび割れ、下の肉が晒されるために白く見えることがあるようだ。
胞子紋は非常に濃い茶色または黒色
胞子は楕円形~卵形、10-14 x 6-8 µm
〔似たキノコ〕
→ カバイロヒトヨタケの胞子は類ハート形
|