イッポンシメジ

(別名 ;ニセシメジ)
Entoloma sinuatum (Bull.) P. Kumm
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ハラタケ目 イッポンシメジ科 イッポンシメジ属

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イッポンシメジ幼菌_20180829 白旗山

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 POISON 有毒

 9月上旬〜下旬頃、広葉樹、ときに針葉樹林の地上に単生する。

 傘は直径 8〜20cm、淡灰黄土色で、湿ると粘性がある。
 ひだは湾生、幅広く、初めは白〜黄色を帯び、のちに淡桃色となる。ひだの縁は波形。幾分粉臭または不快な匂いがする。

 柄は 10〜18cm、白色から灰黄白色、繊維状、根元に向かって膨らみ、時にラッキョウ状となり、中実。
 胞子は五角形か六角形で、胞子紋は淡桃色ないしは淡い肉色。


〔似たキノコ〕
 → イッポンシメジはこの科の代表種だが、日本では近縁のクサウラベニタケのほうが普通で、これによる中毒が多い。中毒症状は発現が早く激しい嘔吐、腹痛が起こるそうです。
 クサウラベニタケの柄は中空または隋状でもろく指でつまむと容易につぶれる。
 → ウラベニホテイシメジ柄は太く充実して非常に硬くイッポンシメジに酷似し、傘の表面の模様以外は素人に判る特徴はないようだ。
 → シロタモギタケ 多少粉臭がある、ヒダは直生が多い。
 → ヒカゲウラベニタケ も成熟すると、ヒダが赤くなる。

柄は根元に向かって膨らむ
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柄は白色から灰黄白色、繊維状、中実
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イッポンシメジ_20200822_定山渓、傘径 15p、高さ 20p
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イッポンシメジ_20180829 白旗山