シロタモギタケ

Hypsizygus ulmarius (Bull.) Redhead
ハラタケ目_シメジ科_シロタモギタケ属


シロタモギタケ 20100510桜山

 
can be eaten 可食

 秋、ハルニレの枯れ木または立ち木に発生する。キシメジ型をした中〜大形のきのこである。名前と異なり、色の濃い個体もある。(腐生性/寄生性)

 傘は径5〜12cm、初め丸山形、のちほぼ平らに開き、やや中高、表面は黄褐色〜灰褐色、周辺部に向かって淡色、ときに全体に灰白色、平滑で内生繊維状。乾いた条件下で発生すると傘表皮がしばしば粗くひび割れる。
 肉は白色で厚く、やや強靭、多少粉臭がある。
 ひだは類白色、柄に湾生〜直生し、やや密。
 柄は長さ3〜8cm、幅1〜2cm、中心生または偏心生で曲がることが多く、上下同大か下方がやや太い。表面は傘とほぼ同色ないしほとんど白色、初め多少綿毛状、のち平滑。


〔似たキノコ〕
 → ブナシメジ はカサに大理石様の模様が見られる。
 → ヒラタケ と間違えやすいので、ヒダの付き方をよく観察すること。
 → シロノタモギタケモドキはヒラタケ科のきのこ、中央部がくぼみ、ラッパ型で表面は平滑、ヒダは垂生、カサ部の肉は薄い。
 → タモギタケ はヒラタケ属で全体が黄色のきのこ

シロタモギタケ_20191006 展示会、傘色が濃いので同定が難しい
シロタモギタケ_20071024
シロタモギタケ_20081027 シロタモギタケ_20081027