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近郊ではカラマツ林に発生していたが、アカエゾマツ・トドマツ混交林でも発生するとのことです。
傘径は 3 - 10 cm、表面は赤褐色で著しい粘性を帯び、管孔が多角形で放射状に配列する(アミハナイグチ型)。
柄の長さ 4 - 8 cm 、太さ 1 - 1.5 cm、粘性を帯び、粘性な膜質のつばをもつ。
胞子紋はブドウ酒色を帯びる。
〔似たキノコ〕
→ 本種の管孔が細かいタイプは外観的に クリイロハナイグチ Suillus clintonianus に類似するが、同種の管孔は放射状に配列することが無い。
→ ハナイグチ Suillus grevillei
→ アミハナイグチ Suillus cavipes の傘表面は軟らかい繊維状の細鱗片でおおわれている。
※ 北米産のイグチ類の一種 S. glandulosus を、北海道上川町のアカエゾマツ・トドマツ混交林で採集された標本に基づいて日本新産種として報告し、アカチャヌメリイグチの和名を与えた。
(日本新産種アカチャヌメリイグチ(新称)について)、Nagasawa, E. & Sato, S., 2016. Suillus glandulosus,
a bolete species new to Japan. Reports から。
※ 佐藤清吉氏が 2009. 菌懇会通信 No.159 で発表した オオアミハナイグチ/ Fuscoboletinus glandulosus
と同種。 |