夏から秋にかけてカラマツ林内地上に発生する。カラマツ林では最も一般的なきのこで、その菌糸の生長温度は4〜30℃(至適温度範囲は 23〜25℃)、子実体発生に適する温度範囲は10〜18℃であるとされる。
傘は初め半球形で後には開いてほぼ平らになる。表面には著しいぬめりがあり、色は赤褐色から黄褐色。
管孔は初め鮮黄色で後には汚黄色になり、柄に直生する。
柄は黄色から赤褐色でつばをもつ。表面にはぬめりがある。
胞子紋は濃黄金色。
〔似たキノコ〕
→ 子実体の外観が酷似するものに クリイロハナイグチ Suillus clintonianus (Peck) O. Kuntze がある。 かさの赤みが強く、肉を傷つけると淡桃色ないし淡サケ肉色に変わることや、胞子がやや幅広い点で区別されるが、ハナイグチの変種のようです。
→ アカチャヌメリイグチ(オオアミハナイグチ)も本種に似るが管孔が角型・放射状。
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