アミハナイグチ

(別名;ウツロヒダアミタケ)
Suillus cavipes (Opat.) A.H. Sm. & Thiers
イグチ目_ヌメリイグチ科_ヌメリイグチ属

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 アミハナイグチ

アミハナイグチ  
can be eaten 可食

 夏の終わりから秋にかけてカラマツ林内の地上に発生する。日本ではカラマツ林の固有種として知られている。全体に褐色をした中形のきのこです。

 傘は径3〜8cm、初めやや円錐状、のちまんじゅう形からほぼ平に開く、表面は黄褐色〜褐色あるいは赤褐色で、軟らかい繊維状の細鱗片でおおわれ、粘性はない。
 肉は淡黄色、変色性はない。
 管孔は柄に垂生し、黄色のち帯オリーブ黄〜汚黄土色。
 孔口は放射状に配列し、大小不同でときに大きさ4×3mm に達する。

 柄は長さ3〜8cm、幅0.5〜1.0cm、中空、頂部に白色膜質のつばがあり、つばより上方は黄色で、管孔の延長による粗い網目模様があり、下方ではほぼ傘と同色で細鱗片状。

 胞子紋は黄オリーブ色。胞子は楕円形〜類紡錘形、大きさ6〜10×3〜4μm。


〔似たキノコ〕
 → アカチャヌメリイグチ(オオアミハナイグチ)
 → カラマツベニハナイグチの表面は赤紫色からばら色。
 → ウツロベニハナイグチの表面は紫紅色。
 → ベニハナイグチは五葉のマツ類林内の地上に発生する
 → キノボリイグチの管孔は直生、傘表面は圧着した灰褐色の鱗片に覆われ、ぬめりがある。

木の上に発生したアミハナイグチ
アミハナイグチ  
アミハナイグチ   アミハナイグチ
アミハナイグチ_20180829 白旗山 表面は軟らかい繊維状の細鱗片でおおわれる