ウスキチチタケ

Lactarius aspideus (Fr.) Fr.
ベニタケ目_ベニタケ科_カラハツタケ属

ウスキチチタケ_20200919 桜山

 
awful taste 食不適

 傘は淡い黄土色、ウズハツのような灰紫色系を帯びない、湿時粘性があり、傷で紫色のシミが出来る。
 環紋は無いか、有っても不明瞭な環紋であり、周辺部に微毛が生えている。
 ヒダは白色→淡い黄色、やや密、紫色のシミが出来る。
 柄は傘と同色で表面にあばた模様がある。傷で紫色のシミができる。

 乳液は水様の白色で、空気にさらされても変色しないが、傷つけた鰓や肉は紫色に変色する。


〔似たキノコ〕
 → トビチャチチタケ の傘は灰紫色系を帯びる。
 → ウズハツ L. violascens に似るが、本種は環紋が無いか、あってもほとんど目立たない。
 → キハツダケ L. tottoriensis の変色は青緑色。
 → ムラサキイロガワリハツ(別名;キイロケチチタケ)L. repraesentaneus の傘は淡卵黄色で表面はかたい毛でおおわれる。

ウスキチチタケ_20200919 桜山、柄にあばた模様がある  
 
_20180922 桜山
_20180922 桜山、乳液は白色のまま