シロヌメリガサ

Hygrophorus eburneus (Bull. : Fr.) Fr.
ハラタケ目_ヌメリガサ科_ヌメリガサ属


シロヌメリガサ_20161005 sirahatayama

 
Inedible 食不適

 やや小型で粘性の強いきのこです。
 傘も柄も粘性があり、柄の上部はヌメリガサ特有のささくれのような粉状になっています。
 北海道ではトドマツ林などで8月から9月にかけ、見かけるきのこです。
 旧学名はウコンガサの学名でした。

 傘径 2.5~5cm、鈍円錐形~中高扁平~浅杯形、縁部永く内巻、表面強粘性で白色~乳白色。
 柄は5~8cm×0.3~0.6cm、多少湾曲し、基部尖り、中実~髄状、頂部細粒状、柄も粘性有り。
 ヒダは白色でやや疎。

〔似たキノコ〕
 → シロヌメリガサ近縁種 (H. discoxanthus ) は古くなると鮮橙色を帯びる。
 → クサヌメリガサの表面も、純白とはならずやや淡黄土色を呈し、中心部がやや濃色
 → オトメノカサは長く垂生する
 → シロヒガサは小型菌、アカヤマタケ属

 出始めはヌメリ以外、毒菌のシロトマヤタケにそっくりです。しばしばシロトマヤタケと一緒に発生していますので食用に採取する時は注意が必要です。

_20161005 sirahatayama
柄の頂部はささくれのような粉状
20180718 白旗山、シロヌメリガサ 幼菌はぬめりが強い、傘が開く前は シロヌメリカラカサタケ と間違えやすい。
20180718 白旗山、