シロトマヤタケ

Inocybe geophylla (Fr.) P. Kumm.
ハラタケ目_アセタケ科_アセタケ属


シロトマヤタケ 20111016 神居尻

 
POISON 有毒

 有毒。全身が真っ白のアセタケ、秋遅くまで発生している。

 傘は白色、径は 1~2cm、最初円錐形から、のちやや中高に開く、絹状の光沢がある。
 ヒダは上生~離生
 柄は3~4cm、中実、やや基部が太まるがカブラ状にはならない。表面はごく上部のみが粉状、縦の溝線、褐色のコルチナの名残がある。
 胞子紋は汚褐色


〔似たキノコ〕
 → 肉眼でのシロニセトマヤタケ (I. umbratica)との区別はとても困難だが、シロニセトマヤタケの方は、子実体が大きめ柄が長く傘の尖りが顕著中空基部の膨らみが大きい
 シロトマヤタケは無臭だが、シロニセトマヤタケはアセタケ臭がする。

 
シロトマヤタケ
 
 左;シロトマヤタケ、   右;シロニセトマヤタケ
右;シロニセトマヤタケの根元はかぶら状




ウスムラサキアセタケ

(別名;ムラサキアセタケ)
Inocybe geophylla var. lilacina Gillet
ハラタケ目_アセタケ科_アセタケ属


POISON 有毒

 本種ウスムラサキアセタケ I.geophylla var. lilacina Gillet は シロトマヤタケ I.geophylla の変種。

 同属に品種のササクレシロトマヤタケ I.geophylla f. squamosa Kobayasiがある。



 柄は、高さが6センチほどにしかなりません。
 プロポーションは、長めで、すらりとしています。