カバイロトマヤタケ

Inocybe aureostipes Y. Kobayashi
ハラタケ目_アセタケ科 アセタケ属


カバイロトマヤタケ_20150821_桜山

 
POISON 有毒

 夏から秋にかけて、針・広混交林の地上に発生する。
 傘は径4㎝まで、円錐形から中高の平らに開き、表面は明褐色、繊維状、絹様、放射状に細かく裂ける。
 ヒダは上生、やや密。
 柄は上下同大で下方に向けてやや太くなり、上部は粉状で、明橙褐色、基部は白色、柄の表面はKOH(5%)で黄色に変色する。
 胞子は平滑、楕円形


〔似たキノコ〕
 → キヌハダトマヤタケ基部は膨らむ。
 → オオキヌハダトマヤタケ は本種より大型、傘色は黄褐色~帯褐黄土色で本種より淡色。
 → イロガワリトマヤタケの柄の表面はKOH(5%)で赤色に変色する
 → カブラアセタケ の柄は帯褐色または帯赤褐色、胞子は瘤におおわれる。

カバイロトマヤタケ_20190918_喜茂別
柄の上部は粉状
柄の表面は繊維状
カバイロトマヤタケ_桜山_胞子、7.0~10.0 x 4.0~5.1 um カバイロトマヤタケ_20190918 喜茂別_胞子、7.0~10.0 x 4.5~5.4 um