ホテイシメジ

Ampulloclitocybe clavipes (Pers.) Redhead, Lutzoni, Moncalvo & Vilgalys
ハラタケ目_ヌメリガサ科_ホテイシメジ属


ホテイシメジ_20090705_千歳

 
CAUTION 食注意・弱毒

 秋に、種々の林内、特にカラマツ林内地上に群生または散生し、時に菌輪を作る。茎は基部が太く、こん棒状をしていて「ホテイ」の名がついた。

 傘は径3〜7cm、初めまんじゅう形で開けばほぼ平らとなり、表面は灰褐色から淡褐色、平滑。
 ひだは垂生し、白色〜淡クリーム色で並び方はやや疎。柄に長く垂生する。
 柄は長さ3〜6cm、根もとに向って膨らみ、時にラッキョウ状となり、表面は 傘より淡色。
 肉は白色。

 ほのかに甘い香りがあり、しこしこした独特の歯ごたえがある。癖のない風味で料理にう まみが出る。
 ただし食べる前後に酒類を飲むと悪酔いするので注意。


〔似たキノコ〕
 → コシロイヌシメジ は本種より淡色、傘縁は丸みがある。
 → カヤタケ は中心部付近に細かい片鱗がある。
 → ホテイダマシは飲酒とともに食べても中毒しない。
 → クロホテイシメジ は中心部が黒っぽい。 
 → 中央部が窪んだ シロノハイイロシメジ は本菌に似る。

20190901 喜茂別
ホテイシメジ 20120923 神居尻
これはロート形でホテイダマシかカヤタケか?不明