可食。秋にマツ、カラマツなどの針葉樹、コナラなど広葉樹の埋もれ木や、腐木上に群生、または単生する。
カサは径5〜10cm、粘性があり饅頭型から平らに開く。
色は、レンガ色から赤褐色。成長すると周辺部淡色。地色より濃色で放射状の繊維状紋がまばらにあり、白色綿毛状の小鱗片を付着する。鱗片は、雨などで流れやすい。
幼菌時、カサ周辺にくもの巣状内皮膜の名残を付けるが、成長すると消失し、ツバもほとんど観察できない。ヒダは、直生から湾生。初め白色、のち粘土色。
柄は長さ5〜10cm、、表面は繊維状からささくれ状。白色だが、成長すると下部が褐色を帯びる。中実。
肉は、白色だがやや褐色がかる。
胞子紋は淡さび色、楕円形 6 -8 × 3 - 4.5 μm。
多少土の匂いがするキノコ。ぬめりが強く、汁物にはナメコ以上にこくのあるうまみが出る。
〔似たキノコ〕
→ 同じ仲間に、シロナメツムタケやキナメツムタケがあり、いづれも可食。
→ 本種の老菌はナメコの老菌と間違われる、ナメコには粘膜状のツバの名残が残っていることが多いので見逃さないように。
→ カキシメジは平成11年に札幌市内で誤食により4名が嘔吐、下痢などの食中毒症状を呈しているので注意。
→ 似ている ヌメリカラカサタケ、チャヌメリガサ は食不適
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