タマゴタケモドキ

Amanita subjunquillea Imai
ハラタケ目_テングタケ科_テングタケ属


タマゴタケモドキ

 
POISON 猛毒

 猛毒。 発生する時期は夏から秋で、発生の場所もコナラ、クヌギ、ミズナラなどの広葉樹林やトウヒなどの針葉樹林である。
 食用のタマゴタケには黄色の変種があるが、 このタマゴタケモドキは一見するとそれとまちがえやすい。両者の決定的な相違点は、ひだの色である。タマゴタケモドキのひだは白色であるのに対してタマゴタケのひだは卵黄色である点で容易に区別できる。

 カサは3~7cm、湿時、弱い粘性があり、冷たい感じのする淡黄色からくすんだ橙黄色で中心部ほど濃色となる。地色より濃い繊維状片鱗に覆われ、周辺に比べ中央部濃色。タマゴタケの仲間に見られる条線はないが、多少放射状の繊維紋をあらわす。白色の外皮膜の破片を付着することがある。
 ヒダは、白色、密、離生する。
 柄は、逆こん棒形。基部に白色膜質のツボをもつ。 上部に、表側白色、裏側黄色のツバを垂れ下がらせる。 柄のつばより下部は黄色の繊維状片鱗に覆われるが、ツバより上部は淡色平滑。
 肉は白色で、表皮下表面色を帯びる。

〔似たキノコ〕
 タマゴテングタケ の傘は、暗緑色ないしオリーブ褐色。

条線はないが、多少放射状の繊維紋をあらわす
20160914sirahatayama 20160914sirahatayama
20180915_桜山 20180915_桜山