シロノタモギタケモドキ

Pleurotus cornucopiae (Paulet) Rolland
ハラタケ目_ヒラタケ科_ヒラタケ属


シロノタモギタケモドキ_20170615

can be eaten 可食

 可食。春〜初夏にハルニレ、ヤチダモなどの倒木や枯れ木に群生する。(学名音読み;プルロトス コノコピエ)
 高橋先生の「北海道きのこ図鑑(1999年)」で、シロノタモギタケモドキの新称で掲載されている。

 傘表面は白色、クリーム色、淡灰色などヒラタケに似た色の変化がある、中央部がくぼみラッパ型で表面は平滑、カサ部の肉は薄い。
 ヒダは、白色で柄に長く垂生する。
 柄は、白色で偏心性〜中心性、中実。
 基部や柄の途中で分枝し、数個のカサが一つの株を形成する。
 肉は白色、弱い粉臭がある。
 胞子は円筒形または楕円形、7−11 x 3.5−4.5μm

〔似たキノコ〕
 → ヒラタケ Pleurotus ostreatus のヒダは柄の途中までしか付かない。
 → 黄色いタモギタケ P. citrinopileatus は最近の『Index Fungorum』 では本種と別種とされています。
 → シロタモギタケ Hypsizygus ulmarius は傘径 5〜12cmと大型。

20170617 sakurayama_ 胞子は、8.2−10.6 x 3.4−3.7μm