サケツバタケ

Stropharia rugosoannulata Farlow in Murr.
ハラタケ目 モエギタケ科 モエギタケ属

サケツバタケ 千歳


 
can be eaten 可食

 可食。春と秋に道端や畑などの、木屑や籾殻の厚く堆積した場所や、牛馬の糞上に群生〜束生する。

 傘は径7〜15cm、丸山型から饅頭型をへて浅い皿型に開く。
 赤褐色(〜ぶどう酒褐色)または暗褐色、古くなると退色し褐色〜灰褐色、表面は平滑または微細な繊維状鱗被で覆われ湿った時やや粘性がある。
 肉は厚くて白色、においも味も温和。
 ひだは柄に直生し初めほぼ白色、成長すると暗紫灰褐色。
 柄は表面に絹糸状光沢があり、白色から淡黄褐色。中実。
 上部には白色で厚いツバが有る。このツバは周辺に深い切れ込みがあり、星型状。このツバの形状からサケツバタケと名づけられた。柄の基部には太い白色根状の菌糸束がある。

 胞子紋は紫褐色、顕微鏡下(水マウント)では暗褐色。
楕円形で頂部に明瞭な発芽孔があり、厚膜。
 胞子は 7.5 〜 13.5 × 6.7 〜 8.3 μm


〔似たキノコ〕
 → キサケツバタケ
 → ハラタケ の幼菌時の外観は本種に似るが、ヒダの色が異なるので区別ができる。

 
saketubatake_20090613_sakurayama
20170617_  胞子は 10.5 〜 14 × 6.5 〜 9 μm 
saketubatake_20210526_2459 saketubatake_20210526_2464
saketubatake_20210526_若いキノコの胞子なので大きさにばらつきがあるようだ 胞子は 7.5 〜 13.5 × 6.7 〜 8.3 μm 
胞子紋は紫褐色、顕微鏡下(水マウント)では暗褐色、楕円形で頂部に明瞭な発芽孔があり、厚膜。