ハラタケ

Agaricus campestris Fr.
ハラタケ目_ハラタケ科_ハラタケ属


ハラタケ 20121016_石山

 
can be eaten 可食

 春~秋、草地、芝生、畑地などに群生し、しばしば菌輪をつくる。

 傘は初め白色、成熟するにつれて帯赤黄色を帯び、粘り気はなく絹様の光沢があり、手ざわりは皮質様、時に鱗片を生じる。大きさは直径5~10cmである。最初は半球型であり、成熟するに従って、饅頭型、扁平型に変わっていく。
 ひだは初め白いが、胞子が成熟するにつれてピンク色から褐黒色に変わる。ひだは茎に離生している。
 肉は白くて厚い、傷つくと僅かに紅くなる特徴を持つ。
 柄は3~7cmで、円柱状で白く、中実のち中空、茎の上方には膜質のつばがある。

 胞子紋は暗紫褐色。胞子は 6~9×4~6μmの卵形で紫褐色。


〔似たキノコ〕
 → シロオオハラタケ は傘径8~20cmと大型、柄はツバの下部に綿状の物質をつける。
 → ハラタケモドキ は成熟すると褐色表皮が細鱗片化する。
 → ハルハラタケは春先に発生する。
 → 傷がついたときに黄色くなるものは毒があり、胃腸障害になりやすい A. xanthodermusや良く似た毒のある種の可能性がある。
 → サケツバタケ の幼菌時は本種に似るが、成長するとヒダの色が異なるので区別できる。

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