サカズキカワラタケ

Poronidulus conchifer (Schwein.) Murrill
タマチョレイタケ科サカズキカワラタケ属


サカズキカワラタケ_20150920_丸山

 
awful taste 食不適

 夏~秋 広葉樹等の枯れ枝に発生,材の白腐れをおこす。

 傘は半円形~腎臓形、革質、幅1~4cm、厚さ1~3mm。
 表面はほぼ白~汚白色、ほとんど無毛または放射状に走る細かいしわを表す。
 傘のつけ根またはつけ根に近い背面に小形の椀状の付属物をのせ、この椀状体は径2-10mm、内面は無毛平滑であるが褐色の蛇の目状の環紋を表す。

 しばしば椀状体が先に形成され、ついで正常な傘が発達、あるいは傘が先に発達して後に傘の背面に小さな椀状体ができる場合もある。


〔似たキノコ〕
 → 椀状体が未発達の個体はヤキフタケに似るが、ヤキフタケの表面は微細な繊維状の毛がある。
 → シロハカワラタケの裏面は角型孔口で傘の縁部以外は孔壁を伸ばし歯牙状。

盃の無いサカズキカワラタケ、20180707 桜山 孔口は1㎜ 間に2~3個