通年広葉樹の枯れ木や倒木に生える。
傘の径1~6cm、薄く、半円形~扇形で、表面は類白色~淡灰褐色、密毛におおわれ、環紋がある。
傘裏(子実層托)はスミレ色・帯紫色を帯び、最初浅い管孔状でのちに孔壁の深く裂けた管孔状~薄歯状の針となる。
シロハカワラタケは、白~帯黄灰褐色の扇形で、裏面は薄刃状で、白~クリーム色。
〔似たキノコ〕
→ ヤキフタケの裏面は円形孔口で、しばしば孔壁は裂け、その形を崩し迷路状。
→ サカズキカワラタケ の杯が未発達の個体は本種と見分けが難しい。傘の厚さ・微毛の有無・管孔の形・深さなどで判断する。
※ シロハカワラタケは従来、学名Trichaptum elongatum (Berk.) Imaz.でハカワラタケと区別されてきたが、学名が(nom. nud.)であったということで、安田氏がシロハカワラタケはハカワラタケの別名としている(日本産菌類集覧)。
※nom. nud ; 裸名(nomen nudum)、記載文または判別文を伴わず、単に新種名、新組合せ名として学名だけが示されているもの。
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