ネズミシメジ

Tricholoma virgatum (Fr.) P. Kumm.
ハラタケ目 キシメジ科 キシメジ属


ネズミシメジ_20171002 kimobetu

 
POISON 有毒

 有毒。誤食すると、胃腸系の障害を起こす。
 秋に、マツ、モミなどの針葉樹林に散生するが、稀にブナ林にも発生する。シモフリシメジ(食)との誤食に注意。

 カサは径4〜8cm、ねずみ色で、放射状繊維紋様に覆われ粘性は無い。幼時、円錐形、後にはほとんど平らに開くが中央部は山形に突き出ている。カサの縁は薄い。
 ひだは初め白色で後にはやや灰色がかる。並び方は密で柄に湾生する。幅広く、縁は居歯状。
 柄は長さ6〜9cm、細長いことが多く、上下同大。ときにやや逆根棒状になる。
 肉は、淡灰褐色で表皮下表面色を帯びる。苦味がある。


〔似たキノコ〕
 → ミネシメジ の灰色タイプは外観が本種に似ている。擦れたり乾燥すると橙色に染まるが、本種は変色しない。
 → シモフリシメジは苦味なく味温和。

ネズミシメジ20111019桜山
表皮下表面から柄の中心部にかけて淡灰褐色を帯びます 。
(シモフリシメジやミネシメジなどは、中心部付近の表皮下のみ少し色が変わっている程度)