可食。雪融け後の初春に発生、ヨーロッパトウヒや、アカエゾマツなどトウヒ属樹木の埋土した球果に生える。
表面は暗褐色、灰褐色、または黄土色。
上生するヒダの縁は波打つ、白色、密。
柄は微毛に覆われ上部はクリーム色、下部は黄土色、根は地中の球果に付着する。
〔似たキノコ〕
→ 同属のマツカサキノコモドキ は、秋から冬にかけて、トウヒではなく地中の古い松かさ(松ぼっくり,マツ類の毬果)から発生する。
→ マツカサシメジ は7月下旬~8月下旬頃、主にアカエゾマツなどのトウヒ類、時にマツ類の球果に発生します、傘径が 0.5~2cm 程度の小型菌。
→ ニセマツカサシメジ は晩秋から冬にかけて、マツ林の埋もれたマツカサより発生、柄の基部に長い白色根状菌糸束がある。
→ トウヒキンカキン はヨーロッパトウヒ等の球果に発生するチャワンタケ型の子嚢菌。 |