マツカサキノコ
(別名;マツカサツエタケ、マツカサシメジ)
Strobilurus esculentus (Wulf. ) Sing.
ハラタケ目_タマバリタケ科_マツカサキノコ属

マツカサキノコ

 
can be eaten 可食

 可食。雪融け後の初春に発生、ヨーロッパトウヒや、アカエゾマツなどトウヒ属樹木の埋土した球果に生える。

 表面は暗褐色、灰褐色、または黄土色。
 上生するヒダの縁は波打つ、白色、密。
 柄は微毛に覆われ上部はクリーム色、下部は黄土色、根は地中の球果に付着する。


〔似たキノコ〕
 → 同属のマツカサキノコモドキ は、秋から冬にかけて、トウヒではなく地中の古い松かさ(松ぼっくり,マツ類の毬果)から発生する。
 → マツカサシメジ は7月下旬~8月下旬頃、主にアカエゾマツなどのトウヒ類、時にマツ類の球果に発生します、傘径が 0.5~2cm 程度の小型菌。
 → ニセマツカサシメジ は晩秋から冬にかけて、マツ林の埋もれたマツカサより発生、柄の基部に長い白色根状菌糸束がある。

 → トウヒキンカキン はヨーロッパトウヒ等の球果に発生するチャワンタケ型の子嚢菌。
マツカサキノコ_20110428
_20110417
マツカサキノコ_20190420、上生するヒダの縁は波打つ 胞子紋は白色~淡黄白色
20190420 桜山_ 胞子、5.6-6.3×3.5-4.2μm 発芽した胞子