マツカサシメジ

(別名;マツカサツエタケ)
Strobilurus tenacellus (Pers.) Sing.
ハラタケ目_タマバリタケ科_マツカサキノコ属

マツカサシメジ_20180707 桜山

 
 Can be eaten 可食 .

 7月上旬〜8月下旬頃、主にアカエゾマツなどのトウヒ類、時にマツ類の地中に少し埋まった球果に発生します。
 傘の直径が 0.5〜2cm 程度の小型菌で、濃い赤褐色〜灰褐色、ヒダは白色。
 柄は3〜8p、傘色からやや淡色、粘り強く折れにくい。
 胞子は楕円形〜幾分腎臓形、非アミロイド、
   5-8×3-4μm(北海道のキノコ図鑑から)


〔似たキノコ〕
 → マツカサキノコ は雪融け後の初春に発生、トウヒ属の埋土した球果に発生する、上生するヒダの縁は波打つ。
 → よく似た マツカサキノコモドキは,秋から冬にかけて、トウヒではなく地中の古い松かさ(松ぼっくり,マツ類の毬果)から発生する。
 → ニセマツカサシメジ は晩秋から冬にかけて、マツ林の埋もれたマツカサより発生、柄の基部に長い白色根状菌糸束がある。

_20180707 桜山、マツカサシメジ胞子、6.6-7.3×3.2-3.9μm