トウヒキンカクキン
Rutstroemia bulgarioides (Rabenh.) P. Karst.
(学名;ルトストロエミア ブルガリオイデス)
ビョウタケ目_トウヒキンカクキン科_トウヒキンカクキン属

 トウヒキンカクキン_森林公園_2019.04.01、長尾昭司氏採取


 
 Unclear 食毒不明

 融雪直後(4〜5月頃)、地面に落下したヨーロッパトウヒなどの球果に群生する。
 きのこは短柄を備えたワイングラス状〜皿型で径3〜10mm、椀の内面は帯褐灰色〜暗オリーブ褐色〜黒褐色、椀の外面は暗オリーブ褐色〜黒褐色。
 胞子は不規則に楕円形で滑らか、7-12×3-5.5μmで、サイズは大きさの幅が広い。

 本個体は、まだ若く小さいためか胞子は見られなかった。

〔似たキノコ〕
 → ドングリキンカキンはドングリの古い果実に発生する。
 → マツカサチャワンタケ も地上に落ちたモミ・トウヒ類の実から発生
 → 担子菌のマツカサキノコ は雪融け後の初春に発生、ヨーロッパトウヒなどトウヒ属樹木の埋土した球果に生える。

 トウヒキンカクキン_森林公園_2019.04.01
ヨーロッパトウヒの球果に発生