クリタケモドキ

Hypholoma capnoides(Fr.) P. Kumm.
ハラタケ目 モエギタケ科 ニガクリタケ属


クリタケモドキ

 
 Edible mushroom 食用

 9月下旬から10月に入ると、モミタケ採りに入ったトドマツ林やアカエゾマツ林の切株や腐朽倒木に群生しているのをよく見かけます。

 傘は36cm、半球形~丸山形、のちにはほぼ平らに開く。表面は粘性無く、淡黄褐色、周辺部は淡色。
 ヒダは灰白色から次第に紫灰色になりやがては黒紫っぽい色になります。

 クリタケはやや苦味を帯びるものがありますが、このきのこは苦味が全くないのでクリタケよりも美味しいと言われています。

 胞子紋は紫褐色、卵形~楕円形 6 -9 × 4 - 5 μm


〔似たキノコ〕
 → クリタケ (食注意)は広葉樹から出ることが多く、褐色味が強い。
 → ニガクリタケ (猛毒)は束生し、極めて苦い、ヒダは淡黄色のち暗紫褐色。
 → ニガクリタケモドキ (不食)は束生せずに苦味がない、ニガクリタケよりも幾分小型。

_20181027 桜山 _20181027 桜山
クリタケモドキ_20181027 桜山_胞子紋は紫褐色、卵形~楕円形 6 -9 × 4 - 5 μm