本種は、シロカノシタ(H. repandum var. album Quel. )との肉眼での識別は難しい。決定的なのは胞子の大きさなので顕微鏡での観察が必要。
秋に各種林内の地上に発生する。
傘は径3~7cm、初めまんじゅう形で後にはほぼ平らに開き形は不整形、不均一なしわとうねりがあり、傘縁で下向きに湾曲。
表面の色は白色~乳白色で、やわらかい肉質でもろい。強い辛みがあるというが、恵庭で採取した個体は辛みをほとんど感じないが、長く齧った後しばらく舌先が麻痺するような感覚になる。
傘の裏側は針状。柄は3-5cm x 1-2 cm、白色で傘の中心からずれてつく。
胞子紋は白色
胞子は類球形、4.0~5.0×3.0~4.0 μm。
〔似たキノコ〕
→ シロカノシタと肉眼での識別は難しい。胞子の大きさの観察が必要。
→ ヒメハリタケモドキ の針は歯牙状。
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