カワリハツ

Russula cyanoxantha (Schaeff.) Fr.

ベニタケ目_ベニタケ科_ベニタケ属


カワリハツ_20140823_桜山


 
can be eaten 可食

 夏〜秋、種々の林内の地上。ことにブナ科やカバノキ科の樹下に発生。食。和名カワリハツは傘の色の変異が大きいことからきている名である。

 傘は径6〜10cm、初めまんじゅう形からほとんど平らに開き、さらにややじょうご型にくぼむ。
 表面は湿った時粘性があり、平滑で、紫、淡紅、青、緑、オリーブ色など種々の色、またはこれらの色の混じった物があり、時に同心円状に色の濃淡が現れることがあり、極めて変化に富む。
 ひだは直生からやや離生で、色は白色、並び方はやや密。 ひだはアイタケよりも弾力性はあり、クロハツのようにぼろぼろにはならない。胞子紋は白色なのでヒダは白いままでクリーム色にはならない。
 柄は4〜5cm、質かたく白色 (稀に紅色ぼかしが入ることもある)。
 肉は白色で変色性はない、肉質はもろい。

 カワリハツは硫酸鉄溶液で無反応または僅かに緑色変する。

〔似たキノコ〕
 → 傘に微かな条線がある紅色のドクベニタケと似ている。
 → クサイロアカネタケの柄は多少とも赤味がかっている。胞子紋は黄土色なので成熟するとヒダはクリーム色になる。

カワリハツ_20160812_naebokouenn



ウグイスタケ
(カワリハツの緑色型を「ウグイスタケ」として区別することがある)
Russula cyanoxantha f. peltereaui Singer 

 
can be eaten 可食

 カワリハツの緑色型を「ウグイスタケ」として区別することがある


 → 本種のカワリハツ緑色型ウグイスタケは硫酸鉄溶液で無反応または僅かに緑色変するが、類似するウグイスハツ (R. heterophylla) は帯褐赤色に変わるので区別できる。

こちらは FeSO4 で変色しない ウグイスタケ。 左;ウグイスハツは硫酸鉄溶液で赤褐色に変色、
 右;ウグイスタケは青緑色に変色



アオムラサキハツ
(カワリハツの青紫型を「アオムラサキハツ」として区別することがある)
Russula cyanoxantha f. cutefracta (Cooke) Sarnari

 
can be eaten 可食

 カワリハツの青紫型を「アオムラサキハツ」として区別することがある。
 傘表面の色は青紫〜緑赤紫色。


 → カラムラサキハツは本種に似る場合があるが、ヒダが互いに脈で連絡すること、ヒダ、柄とも透明感があり、噛むとしばらくして辛味があることで区別する。