カワムラフウセンタケ
   
(別名;フウセンタケ)
Cortinarius purpurascens (Fr. ) Fr.
ハラタケ目 フウセンタケ科 フウセンタケ属


 
 Can be eaten 可食 .

 夏 〜秋、針葉樹林及び広葉樹林内地上に発生し、食用にされる。
 傘は径3〜8(15)p、まんじゅう形から平らに開く。表面は湿っている時粘性があり、中央部は褐色〜黄土褐色、周辺部は淡色で紫色を帯び、繊維状。
 ひだは上生し、密、初め紫のちにっけい褐色となるが、傷つくと濃紫色に変わる。 
 柄は3〜7(12)p、通常基部が塊茎状に膨らみ(そろばん玉状)、表面は繊維状、淡紫色。色は紫色から褐色となるが、上部には紫色が残る。
 胞子紋は褐色。
 胞子は 9.5〜10.5 × 5〜6.5 μm、表面はいぼに覆われる。

〔似たキノコ〕
 → アサギフウウセンタケ の基部も膨大しときに球根状。
 → アサミドリフウウセンタケ の柄基部は球根状にはならない。
 → ウラムラサキシメジ Tricholosporum porphyrophyllum の柄は黄土白色、胞子は星型
 → ナツノカワムラフウセンタケ C. purpurascens f. eumarginataminor は本種の品種。