チャオビフウセンタケ

(別名:キオビフウセンタケ )
Cortinarius triumphans Fr.
ハラタケ目 フウセンタケ科 フウセンタケ属


チャオビフウセンタケ_20190911 砂川

 
unclear 食毒不明

 秋 林内地上に発生。
 カサ径約9cm、高さ11cmほど。
 カサの色は黄土褐色で中央部はやや濃い、多少の鱗片を生じ、湿っているとき粘性がある。
 ヒダは上生~湾生しやや疎~密、灰紫色を帯びた白色から次第に褐色になります。
 柄は下部、こん棒形にふくらみ、表面は繊維状、頂部は帯淡紫色、クモの巣膜より下に黄~黄褐色の外被膜の破片が数段の不完全な輪となって残る

 胞子紋はさび褐色、
 胞子は楕円形~ア-モンド形、微細ないぼにおおわれる。
 12~16.5 × 5.5~7.5 μm

 「IndexFungorum」では、これまで別種とされてきたキオビフウセンタケ( Cortinarius crocolitus Quel.)は同種(シノニム)で Current Name が C. triumphans Fr. と記載されている。
 また、「日本産菌類集覧」でもキオビフウセンタケはチャオビフウセンタケの別名と記載されている。

〔似たキノコ〕
 → ツバフセンタケ は柄の中ほどに外被膜の名残りである朱赤色のつばをもつ。
 → キヒダフウセンタケの傘は紫褐色。

チャオビフウセンタケ_20191012 桜山