ツネノチャダイゴケ

Crucibulum laeve (Huds.) Kambly
ハラタケ目_ハラタケ科_ツネノチャダイゴケ属


ツネノチャダイゴケ_20150701

 
Inedible 食不適

 夏~秋、倒木、落ち枝などの上に群生。
 外面は黄土色、密毛をかぶるがのち平滑、褐色、古くなると灰白色。

 直径4~8mm、深さ5~8mmの卵形~洋梨形のコップの中に、いくつかの「卵」が入ったようにみえます。
 「卵」のように見えるレンズ形の粒は「小塊粒(ペリジオール)」とよばれるとても小さなカプセルで、径 0.8~1.2 ㎜、小塊粒の中には胞子が入っています。始め白いが、のち黒くなり下面の中央に細い紐がつき、コップの壁に繋がります。

〔似たキノコ〕
 → コチャダイゴケのペリジオール(小塊粒)は径 0.5~0.8 ㎜、黄褐色~赤褐色。
 → チャダイゴケ は主に落葉落枝・堆肥・むしろ上などに発生する、ペリジオールは径 2.0~3.5 ㎜、成熟すると黒褐色。

20191019_留産 20191019_留産
左;ペリジオールの中の胞子、楕円形で平滑、7-10 x 3.5-5.0 μm    右;ペリジオールを割った中味、菌糸と胞子が充満している