子実体は幼菌時、径 0.8〜2.0 pの球形で頂部はわずかに尖る。
外皮の表面は黄褐色や淡赤褐色の菌糸束をまとい、熟すと5〜8の裂片の星型に開き、反転する。外皮の内層は平滑で白色のち次第に黄褐色に変化する。乾くと薄くなる。
内皮は無柄で平滑、白色のち暗褐色になり、径8〜15mm、頂孔はささくれた繊維状で溝線及び円座は不明瞭か見あたらない。
秋。林内の腐植土上に群生する。
ヒメツチグリ属 Geastrum の菌としては、比較的小形で、つぼみの先端はほとんど突出しないこと・外皮の内面や内皮が白色〜淡クリーム色を呈すること、および口縁盤もあまり突出せず、円座をまったく欠くことなどの特徴から比較的同定しやすい種類である。
〔似たキノコ〕
→ フクロツチガキは円座が明瞭、破片の先が二つに割れることが多い。 |