ツチガキはツチグリ(土栗)とも呼ばれ、球形の幼菌が成熟するにつれ、ミカンの皮をむくように、外皮がめくれて星状に開きます。
本種は、外皮が更に反転し、ミカンが載った お供え餅の様な形になり、内皮は柔らかく押すとつぶれます。
夏〜秋に、トドマツ林の地上に発生する。
幼菌は径2〜3cmで外皮は5〜7片に裂け、内皮を現す。内皮の中央に円坐を有し、孔縁盤は繊維質で円錐形。
細い根(菌糸)で地中とつながっていて、土の上に そっと置いた様な生え方をしています。 特に毒はありませんが、好んで食べる人はいないようです。
〔似たキノコ〕
→ シロツチガキは円座が不明瞭。
→ エリマキツチグリの内層は一部がカップ状をなして内皮を取り巻く。
※ 円座(peristom ring);ヒメツチグリ科の子実体の孔縁盤の基部にある円形凹部
※ 孔緑盤(こうえんばん)peristoma ;ヒメツナグリ科の子実体の内皮頂部にある円錐形孔口部。 |