ササクレシロトマヤタケ I.geophylla f. squamosa Kobayasi は学名上、 シロトマヤタケ I.geophylla の一品種とされているが、外観は随分と相違があり、近縁種とは思えない。
全身が白色のささくれや菌糸で覆われる。
傘径は2cm程度、ややクリームがかった白色、最初饅頭形から、のちやや中高に展開する。表面は逆毛にささくれる。
ヒダは上生~離生し、やや密。
柄は3~4㎝、中実、やや基部が太まるがカブラ状にはならない。表面はごく上部のみが粉状で、それより下部は繊維状の毛羽立ちがあり、それが縦のスジとなっているように見える。褐色のコルチナの名残がある。クリーム色の地を、毛羽立ちのある白色菌糸が覆っている感じ。
日本きのこ図版(青木図版) No. 1149
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