ササクレシロトマヤタケ

Inocybe geophylla f. squamosa Kobayasi
Current Name: Inocybe geophylla (Bull.) P. Kumm.
ハラタケ目_アセタケ科_アセタケ属


ササクレシロトマヤタケ_20140830

 
POISON 有毒

 ササクレシロトマヤタケ I.geophylla f. squamosa Kobayasi は学名上、 シロトマヤタケ I.geophylla の一品種とされているが、外観は随分と相違があり、近縁種とは思えない。


 全身が白色のささくれや菌糸で覆われる。
 傘径は2cm程度、ややクリームがかった白色、最初饅頭形から、のちやや中高に展開する。表面は逆毛にささくれる。
 ヒダは上生~離生し、やや密。

 柄は3~4㎝、中実、やや基部が太まるがカブラ状にはならない。表面はごく上部のみが粉状で、それより下部は繊維状の毛羽立ちがあり、それが縦のスジとなっているように見える。褐色のコルチナの名残がある。クリーム色の地を、毛羽立ちのある白色菌糸が覆っている感じ。

 日本きのこ図版(青木図版) No. 1149

拡大、柄の最上部は粉状、その下は繊維状 縁シスチジア
ササクレシロトマヤタケ胞子