可食。 夏から秋にかけてコナラ林やシイ、カシ林、広葉樹とアカマツが混ざった林の地上に発生する。
傘は径3~12cm、初めまんじゅう形でのちには平らに開く。表面の色は白地で暗褐色~黒褐色のやわらかい大きな鱗片に覆われる。
管孔は柄に直生からやや湾生する。 色は初めほぼ白色で後に黒色となる。
きのこの肉は白色で、肉と管孔は傷つけると赤褐色に変色し、やがて黒変する。
柄は上部は灰色、下部は黒色で上部にはつばの痕跡が綿毛状に付着する場合もあるが不明瞭である。柄の上部には網目模様がある。
胞子の表面は、多角形の網目状隆起に覆われる。
大きさは 9~13×7.5~11μm
わずかに樹脂のような匂いを持つものがある。柄は多少筋っぽく、傘の方が舌ざわりもよくうまい。いたみが早くすぐに料理した方がよい。
〔似たキノコ〕
→ オニイグチモドキ(S. confusus Sing.)は、灰白色の地にささくれ立った大形・黒褐色の鱗片を備え,周縁部は管孔層よりも多少はみ出し,しばしば綿毛状のつばの破片を着ける。胞子の表面は完全な網目状にはならない。
→ コオニイグチ は淡灰褐色の地肌に、濃褐色の綿毛状鱗片を圧着させる。
|