8月~9月、広葉樹の切株や朽木、あらゆる種類の林地の落葉腐植や蘚類の上に発生する。きわめて変異に富むきのこ。
傘と柄が灰色~灰褐色で、傘径1~3cm。
柄、特に基部近くを折ると白色の乳液がよく見られるが乳液が目立たないものも多い。また、近縁種には白い乳液がゆっくりと赤褐色に変わるものもある。
他のクヌギタケ属のきのことは、粗く配列するヒダを見ると識別しやすい。
食の可否は不明だが小さいので食用に向かない。
〔似たキノコ〕
→ チシオタケは、 カサ、ヒダ、柄ともに、傷つくと暗褐色の血のような色の液が出る。
→ アカチシオタケは、傘が灰色~オリーブ色~粘土色で、柄が橙色~朱紅色。傷つけると橙紅色の液が出る。
→ アシナガタケの柄は灰色で明らかな縦線があり、基部は有毛。
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