秋~冬に広葉樹の枯枝に発生する。(黒く腐朽した古い材に発生しているのを時々見かけるが近郊では稀である)
子嚢果は直径 0.5~1.5㎜、無柄、初めつぼ形で中央が凹み、成長するとクッション形~円盤形になる。
モエギチャワンタケの別名が示すように成長してもチャワンタケ型になることが多い。
子嚢層は鮮黄色~レモン色(もえぎ色)、わずかに透明性があり、外側は同色~淡色、縁も同様、無毛。
肉は柔らかく、帯黄色、無味、無臭。
胞子は狭楕円形~やや紡錘状、ときに曲がり、成熟すると1隔壁があり、油滴をもつ、大きさは 8.0-11.0 (13.0) x 2.0-2.5 µm
側糸は糸状で先端は膨らまない。
〔似たキノコ〕
→ ビョウタケは古くなると全体が橙黄色で本種より大きい。
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