ビョウタケは小さく、全体に鮮黄色で、乾くと鈍い橙褐色になる。秋に朽木材部上に群生する普通種。
子嚢果は柄と子嚢盤からなる。
柄は中心生、長さ1㎜以下と短いかほとんどないことが多く、まれに1㎜以上になる。
子嚢盤は球状の閉じた小球として始まります、円盤~椀形、直径 0.5~3㎜、平滑、上面に子実層を形成する。子嚢果の外皮層(托外皮層)は矩形菌組織。
子嚢胞子は楕円形、無色薄壁。両端に泡状の油球を少量含み(通常2個)、成熟するとしばしば1隔壁を生じる。
丸山で20141116 採取の胞子は10.2-13.7 × 3.3-4.2 μm.
側糸は糸状で先端はわずかに膨らみ、全体に一様な黄色の内容物がある。
〔似たキノコ
→ モエギビョウタケはビョウタケより小型、鮮黄色。
→ ニセキンカクアカビョウタケはビョウタケより大型、柄の基部に黒色帯(子座) があり, 胞子は細長い。
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