ミヤマベニイグチ

Boletellus obscurecoccineus (v. Hohn.) Sing.
イグチ目_イグチ科_キクバナイグチ属

ミヤマベニイグチ_20200808 桜山

 
 Unclear 食毒不明 .

 夏から秋にかけてシイ、カシ林やブナ科の樹木の混ざったアカマツ林の林内地上に発生する。美しいきのこのひとつで、発生は比較的まれと言われている。

 傘は初めまんじゅう形で後にほぼ平らに開く。色はピンク色から紫紅色まで変化に富み美しい。表面にはごく細かいささくれをもち、傘が開いてくると細かいひび割れができる。
  管孔は柄のまわりで深くくぼみ込み、初め鮮黄色で後にオリーブ色をおびる。
 柄は淡赤紫色で上半分には細かいうろこ状のささくれがつく。根もとは、より淡色でほとんど白色の場合もある。変色性はない。

 胞子紋はオリーブグリーン。
 胞子は16〜20×7〜8μm、長楕円形で、表面にかすかな縦すじ模様がある

〔似たキノコ〕
 → これとよく似たキノコにベニイグチがあるが、ベニイグチは柄が縦長の網目に覆われているので区別が付く。
 → コウジタケ に似るが、同種は傘が赤褐色です。

ミヤマベニイグチ_20200808 桜山 長楕円形で、表面にかすかな縦すじ模様がある