クロノボリリュウ

(別名; クロアミガサタケ、クロノボリリュウタケ)
Helvella lacunosa Afzel.
チャワンタケ目 ノボリリュウ科 ノボリリュウ属


クロノボリリュウ 20120714桜山.

 
 CAUTION 食注意

 針葉樹林・針葉樹を交えた林内の散策路脇などで時折見かけます。

 大きいもので高さ10cmくらいになり、頭部はやや不規則な鞍状で柄の上部を包む。
 表面は平滑、濃灰色からほとんど黒色。縁は内側には曲がらず、柄に接した部分は柄に合着する。直径 1-2 cm. 裏面は淡灰色で平滑。
 肉は薄く脆いが比較的丈夫。
 柄は淡灰色(基部付近はほとんど白色)、無毛、高さ 4 cm. 程度まで。縦にうね状の隆起がある。
 図鑑によっては食の記載があり、癖のない味・食感です。


〔似たキノコ〕
 → ノボリリュウは傘の色が淡黄土色やクリーム色など






コクロノボリリュウ

Helvella sulcata Afzel.
Current Name : Helvella lacunosa Afzel.
チャワンタケ目 ノボリリュウ科 ノボリリュウ属


上:ノボリリュウ 、下:コクロノボリリュウ、20190924 桜山.

 
 CAUTION 食注意

 クロノボリリュウは変異幅の大きい種とされるが大小の2型に大きく分かれるようで、小型の方は Helvella sulcata (コクロノボリリュウ)とされることもある。
 コクロノボリリュウはクロノボリリュウのシノニムです。
 小型の方の柄の断面は不規則な二叉分岐状で筒状にはならない。

コクロノボリリュウの柄には空洞が無い。
ノボリリュウやクロノボリリュウの柄には空洞がある。 20180914 南区展示会
コクロノボリリュウ_20141005_
コクロノボリリュウ_20200718_桜山