夏〜 秋、札幌近郊では広葉樹林のほか、トドマツ林内の地上に発生。食毒不明。
傘は径4〜10cm、表面は鮮黄褐色〜黄土色、粘性なくほとんど平滑〜やや凸凹・ビロード状。
管孔は柄の周囲で陥入しほぼ離生状、黄色。
幼時、孔口は黄色の菌糸でふさがれており、管孔は見えない。
柄は6〜11cm×13〜20mm、上下同幅または下方が太まり、表面は傘とほぼ同色で上半部に網目模様をあらわし、基部は黄色フェルト状の菌糸でおおわれている。
肉はかた く締まり、黄色、青変性はない。
〔似たキノコ〕
→ キアシヤマドリ(仮)は、幼菌ではキアミアシイグチに似るがカサが茶褐色のビロード状で、成菌になるとコガネヤマドリに似た感じになる。
★ コガネヤマドリの学名は従来、Boletus auripes (ボレトス アウリペス) が充てられていましたが、Boletus aurantiosplendens
(ボレトス オーランティスプランデンス) を充てるのが妥当だという見解が広まっています。
B. auripes はブナ科の樹種と共生する菌根菌ですが、B. aurantiosplendens は広葉樹のほか針葉樹とも菌根を形成するようです。
写真の札幌近郊のコガネヤマドリは主にトドマツ林に発生しており、B. aurantiosplendens と推察されます。
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