キアミアシイグチ

Retiboletus ornatipes (Peck) Manfr. Binder & Bresinsky
イグチ目 イグチ科 キアミアシイグチ属


キアミアシイグチ_20090808_菅さんの山

 
unclear 食毒不明

  夏から秋にかけてブナ科の広葉樹林に発生する。きのこの味は苦い。

 傘は径4.5〜8cm、まんじゅう形からやや平らに開き、表面の色はくすんだオリーブ色から緑黄褐色でビロード状。
 管孔は上生、直生、または多少垂生し、 黄色のちややくすんで灰黄色。孔口は円形〜角形、径0.5〜1mm、管孔と同色。
 柄は5〜11cm× 6〜30mm、ほとんど上下同幅で中実、柄の色は傘とほぼ同色または黄色で全面に隆起した網目模様を有し、さらに多少黄色の粉末を帯びる。
 肉はかたく締まり、黄色。切断すると濃黄色となる が青く変わることはない。ほとんど無臭であるが苦味がある。
 胞子は11〜13×3.5〜 4.5μm、円柱状類紡錘形。


〔似たキノコ〕
 ミドリニガイグチ(Tylopilus virens (Chiu) Hongo)もまれに不完全な網目模様を持つが、管孔は淡紅色。
 ヨゴレキアミアシイグチ(Boletus sinapicolor Corner f. japonicus Hongo)では,かさの表面は黄色みが強く,肉には苦味がない。

 
 
キアミアシイグチ 20090806 石山の森