キナメアシタケ

(傘色がレモン色のナメアシタケ)
Mycena citrinella (Pers.) P. Kumm.(日本産菌類集覧の学名)
Current Name → Mycena epipterygia (Scop.) Gray (INDEXFUNGRUMの学名)
ハラタケ目_ラッシタケ科_クヌギタケ属

 キナメアシタケ 20121028 学びの森

 
unclear 食毒不明

 夏~秋 主として針葉樹倒木、切り株上や落葉の間。カサ径約2cmの小形菌。

 カサはレモン黄色で湿っている時条線をあらわす。
 ヒダは白色からレモン黄色、やや疎。
 柄は傘とほぼ同色のレモン黄色、やや粘性がある。


〔似たキノコ〕
 → ハイイロナメアシタケヌナワタケは別種で柄の色は白の半透明、粘性が著しい。
 → 同じ属には、チシオタケアカチシオタケなど、見栄えがする仲間がありますが、変種が多く似たものも多い。

キナメアシタケ 2010.10.10 中山峠
キナメアシタケ 20121028 学びの森 キナメアシタケ_20191006 展示会
キナメアシタケ _20171015 maruyama キナメアシタケ?_20161016 maruyama
   
 キナメアシタケ_20191006 展示会、トウヒの実に発生した個体でウスキブナノミタケと間違われる



アカハナメアシタケ

(傘色が灰褐色のナメアシタケ)
 Mycena viscosa Secr. ex Maire (日本産菌類集覧の学名)
Current Name → Mycena epipterygia (Scop.) Gray (INDEXFUNGRUMの学名)

ハラタケ目_ラッシタケ科_クヌギタケ属



ナメアシタケ

Mycena epipterygia (Scop.:Fr.) S.F.Gray [aff.]
ハラタケ目_ラッシタケ科_クヌギタケ属

※ 色や生態により多くの変種を持ち、正確な分類は難しい。

 
unclear 食毒不明

 地上からも、朽ちた倒木上からも、発生する。

 傘は円錐形から平に開き、淡灰黄色~淡灰褐色など多様の色合いを持つ。
 ゼラチン状の表皮を持つため湿時粘性をあらわし、条線がある。
 傘裏のひだは白色で直生。
 柄は黄色で粘性を持ち基部に白色毛を有する。観察しても柄のヌメリが分かりにくいが、採取してみると指にくっつくのですぐに分かる。


 「日本産きのこ目録 2016」では学名が ” aff. ” となっているが?。


※ 左の写真の個体がナメアシタケか自信は無い。

乾燥のため傘頂上は白くなっている
_20171015 maruyama