幼菌(菌蕾)は卵形、淡黄色〜白色、頂部が裂開し子実体を突き出す。
子実体は傘部と柄部の区別があり、傘部の表面は暗緑色で悪臭を放つ粘液状の基本体(グレバ)で覆われる。
基本体は多量の胞子を含み、洗い落とすと黄色の編目状の隆起が見られるが、傘の縁部では編目が次第に縦すじの隆起となる。
柄部は淡黄色〜黄色、中空で泡沫状の小室よりなる。
腐朽木上に発生し1日でしおれる。
胞子は楕円形、3.5〜4×1.5〜2μm
〔似たキノコ〕
→ スッポンタケ( Phallus impudicus)は柄や頂孔部が白色で本種より大型。
→ ヒメスッポンタケ(P. tenuis)はほぼ同形であるが、本菌より小型で柄は1層の泡状組織。本種とよく似ていて見誤りやすい。
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