キイロスッポンタケ

Phallus costatus (Penz.) Lloyd
Current Name : Phallus flavocostatus Kreisel
スッポンタケ目 スッポンタケ科 スッポンタケ属


キイロスッポンタケ_ 2010.07.18 恵庭

 
 CAUTION 食注意

 幼菌(菌蕾)は卵形、淡黄色〜白色、頂部が裂開し子実体を突き出す。
 子実体は傘部と柄部の区別があり、傘部の表面は暗緑色で悪臭を放つ粘液状の基本体(グレバ)で覆われる。
 基本体は多量の胞子を含み、洗い落とすと黄色の編目状の隆起が見られるが、傘の縁部では編目が次第に縦すじの隆起となる。
 柄部は淡黄色〜黄色、中空で泡沫状の小室よりなる。
 腐朽木上に発生し1日でしおれる。
 胞子は楕円形、3.5〜4×1.5〜2μm


〔似たキノコ〕
 → スッポンタケ( Phallus impudicus)は柄や頂孔部が白色で本種より大型。
 → ヒメスッポンタケ(P. tenuis)はほぼ同形であるが、本菌より小型で柄は1層の泡状組織。本種とよく似ていて見誤りやすい。
 

 キイロスッポンタケ 20130616 丸山林道  
 
 
   
 
20200719 丸山、胞子は長楕円形で、表面は平滑で中心が少しへこんだようになっている、大きさは 3.5-4.0×1.5-2.0μm




頂孔の比較
 キイロスッポンタケ    スッポンタケ
 
頂孔の縁は波打っている     頂孔の縁は滑らか