イボテングタケ

Amanita ibotengutake
ハラタケ目 テングタケ科 テングタケ属

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 イボテングタケ_高田氏

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POISON 有毒

 初夏〜秋、主にトドマツやトウヒ類などの針葉樹林に発生するが、ミズナラなどの広葉樹の樹下にも発生する。近郊では霊園などの道路脇に植えているマツ類の下によく見かける。
 神経系の毒と消化器系の中毒を起こす。

 カサは径 4〜20p、灰褐色、茶褐色から暗褐色。弱粘性で表面に大型で厚みのあるイボを散在する。イボの色は類白色から、淡い褐色。雨などで流れ落ちることがあり、ときに認められないことがある、成熟した個体では周辺に条線を現す。
 ヒダは、離生し白色。密。幅は広い。
 傘肉は白色、樹脂に似た臭いといわれる。

 柄は、長さ6〜16p、基部が球根状にふくらみ、類白色から淡い褐色を帯び中空。表面は繊維状片鱗でささくれるが上部は平滑である。上部から中位に、可動性の膜質ツバをもつが、ときに脱落していることがある。基部の肥大部位の上部に幾重もの環状のツボが有る。


〔似たキノコ〕
 ⇒ テングタケとほぼ同様の有毒成分を持つ。

 
 
イボテングタケ_20201014 富良野、胞子は、広楕円形〜楕円形(まれに類球形又は長くなる)、8.4〜10.8 × 6.4〜8.0μm、


20151024