フキサクラシメジ

Hygrophorus pudorinus (Fr.) Fr.
ハラタケ目 ヌメリガサ科 ヌメリガサ属


フキサクラシメジ

 
can be eaten 可食

 夏から秋にかけてツガやコメツガ、シラビソなどの針葉樹の林内地上に群生する。きのこ全体に独特の臭気と苦味があり、毒はないといわれるもののあまり食欲はそそられない。
 また、サクラシメジ類に共通しているのだが、きのこを採ってひと晩かふた晩放置しておくと白色のかびにおおわれてしまう。 このため、きのこは採った日のうちにゆでてしまうか塩漬けにする必要がある。

 傘は3〜10cm、初め半球形で後にはまんじゅう形から平らに開く。
 表面にはぬめりがあり、色は淡い肌色、周辺は淡色。
 ひだは初め淡い肌色で後にはやや濃色になる。 並び方はややあらく柄に直生からやや垂生する。
 柄は淡い肌色で根もとは黄色をおびる。


〔似たキノコ〕
 → アケボノサクラシメジは肉紅色、果物のような香りがする。

_20181010 白旗山キノコ展 20191017_森林総研
20161016 maruyama 20161016 maruyama
フキサクラシメジ_20201024 桜山、胞子、楕円形から涙型、8.0-10.5 x 5.0-6.5 μm




不明種

  Hygrophorus sp.
ハラタケ目_ヌメリガサ科_ヌメリガサ属
 Not clear 不明種 .

 針葉樹林内フキサクラシメジに混在して発生していた。
不明種_20190929