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従来、ベニチャワンタケモドキとされてきた種は日本に産しないようだとのことで、「日本のきのこ」などでは”ベニチャワンタケの一種”と表現されています。
旧学名の Sarcoscypha occidentalis (Schwein.) Cooke は、長さ 1~3cm の細い白い茎の上に、幅
2cm 位の小さくて明るい赤い杯を付ける種で、柄の短い日本の種とは明らかに異なるようです。
秋に広葉樹の落枝や倒木,埋れ木から子実体が発生します。
子実体は短い柄の付いたカップ状で弾力があり,直径は大きなもので3cm程度,子嚢盤は赤色です。
子実体の外側は白色ですが,子嚢盤の色が透けて赤く見えています。鮮やかな朱色の、きれいなきのこです。
普通は中央部がくぼんだ円形に開きますが、生え出す朽木の表皮や枝がじゃますると、いろいろな形を表現してくれます。
柄は円柱形で中実、表面白色で平滑。
胞子紋:白色
胞子は長楕円形、平滑、11-12 x 7-8 µm
〔似たキノコ〕
→ ヒイロチャワンタケ
→ ※ 参考 〔旧分類での特徴・見分け方〕
初春から出るのがベニチャワンタケで、秋に出るのはベニチャワンタケモドキ。判別がつきにくいがベニチャワンタケモドキの方は小さくやや肉が薄い。
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ベニチャワンタケモドキ類似種_20130831_桜山 |
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ベニチャワンタケモドキ類似種_20191012_桜山持込(千歳) |
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20191012_柄がほとんど無いタイプ |
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こちらは柄があるタイプ |
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ベニチャワンタケモドキ類似種_20191114_桜山持込(定山渓) |
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ベニチャワンタケモドキ類似種_20191114_桜山持込(定山渓)、子嚢胞子、11-12 x 7-8 µm |
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ベニチャワンタケモドキ類似種_20191114_桜山持込(定山渓) |
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