ウスバシハイタケ

Trichaptum fuscoviolaceum (Ehrenb.) Ryvarden
タバコウロコタケ目_?科_シハイタケ属


ウスバシハイタケ

 
awful taste 食不適

 マツやモミなどの針葉樹の枯れ木に発生する。辺材の白色腐朽菌。この属は幼菌時の傘の周辺は淡い紫色を帯びているのが特徴。

 子実体は半背着生。傘は半円形で幅1〜4cmであるが、数多く重なり合うように群生する。
 厚さは1〜3mmほどで薄く、革質。
 傘の表面は白〜灰白色、表面は毛をこうむり、不明瞭な環紋を表す。
 子実層は始め紫色を帯びるがやがて退色して肉色になる、薄歯状で放射状に配列、薄歯の長さは1〜2mm。

〔似たキノコ〕
 → シハイタケ(T. abietinum) と酷似している。
 傘の裏面に見られる薄歯状の突起がやや放射状に配列することなどが相違点になるが見分けるのは難しい。

   
 ウスバシハイタケ 20120816留産 左拡大
ウスバシハイタケ幼菌 _20180620白旗山、枝の下面に発生した個体は傘をつくらず全背着形になるようだ
雨に濡れたウスバシハイタケ_20090716 学びの森
雨に濡れたウスバシハイタケ_20180516 白旗山 ウスバシハイタケ_20180516 白旗山
前年のウスバシハイタケ_20180516 白旗山 20180516 白旗山、ヒダは紫色がかっている