ツルタケダマシ

Amanita spreta (Peck) Sacc.
ハラタケ目_テングタケ科_テングタケ属

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POISON 有毒

 有毒。 消化器系の毒があり、嘔吐や激しい下痢を引き起こす。 ツルタケ(可食)と似るが、ツバがあることで区別ができる。しかし、つばは、子実体の状態などにより、目立たないこともあり、同定には慎重を要する。 夏から秋にかけて、広葉樹林に発生する。

 カサは、卵型から半球型をへて浅い皿型に開く。
 色は、灰色から灰褐色で周辺淡く、周囲に条線がある。ヒダは、離生、密、白色。
 柄は、長く逆棍棒型。中空。
 上部に白色膜質のツバがあり、ツバより上は平滑。
 下はややささくれる。 基部に白色膜質の深いツボをもつ。
 胞子は10.5〜14×7.5〜9.5μm、広卵型。


〔似たキノコ〕
 → タマゴテングタケモドキと類似するが、ひだが白〜黄白色でピンク色を帯びない点が異なる。タマゴテングタケモドキのヒダは紅色を帯びる。

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