ショウロ
Rhizopogon roseolus (Corda) Th. Fr.
イグチ目 ショウロ科 ショウロ属


ショウロ_20180914 miyagaoka

 
can be eaten 可食

 ショウロ(松露)の菌糸体はマツの根に菌根をつくり共生する。子実体は春と秋、松林の地上に土に埋もれた状態で発生。半ば地上に現れることも多い。

 やや平たくゆがんだ球状ないし団子状で径10〜60mm、子実体の下には根状菌糸束がある。皮層は膜状で薄く、厚さ160〜220μm。
 基本体はやや粘性のある肉質で、表面は地下にあるときは白色だが、後に黄色となり、空気に触れると淡紫赤褐色または淡赤褐色。地上に露出した部分は早く黄褐色になる。

 小室は球状または迷路状。
 担子胞子は9〜14×3.5〜4.2μm、1〜2 個の油滴を含む、平滑、無色または淡黄色。

 未熟で内部がまだ白いものは、吸い物の実や和え物、茶碗蒸しの具等として珍重されるが、胞子の成熟とともに内部がやや緑がかった黄褐色に変色してゆく。この時期のショウロは吸い物などにすると胞子が汁を濁らせてしまうので嫌われるが、まだ食用可能である。さらに成熟すると茶褐色の液状となり、強い臭気を発し、もはや食用にはできない。


〔似たキノコ〕
 → オオショウロ(R. nigrescens )は全体に黒変性を有し、アカショウロ(R. superiorensis )は外皮が全体に橙赤色を帯びる。
 → ホンショウロ(R. luteolus )は外皮に赤変性を欠き、幼時から一種の不快臭を有する点で区別されている。
 → セイヨウショウロ(西洋松露、フランス語でトリュフ)は、セイヨウショウロ属のきのこのうち、食用として利用されるものの総称です。
 → ウスキニセショウロ は毒キノコ。

上拡大、白色からやや黄褐色に色づいてきた
ショウロ_20180908 miyagaoka 切断して2日後