シロニセトマヤタケ

(同種;シロアセタケ)
Inocybe umbratica Quel.
= Inocybe infida (Peck) Massee
ハラタケ目_アセタケ科_アセタケ属


シロニセトマヤタケ 20101016 桜山


 
POISON 有毒

 有毒。 初夏から秋にかけ種々の林内に点々と群生する。

 傘径1~4cm程度、幼時は円錐形で次第に平らに開くが、多くはなだらかな中丘を残す
 灰白色であるがしばしばかすかに紫色を帯び、老成すれば中央部がやや黄褐色を呈し放射状の顕著な繊維におおわれてやや光沢があり、しばしばこの繊維に沿って深く裂ける。
 ひだは密で柄に離生~上生し、幼時は白色であるが成熟すると暗褐色となり、縁は白色に縁どられるとともに微細な鋸歯状をなす。
 柄は白色で頂部のみが粉状をなし、初めはほぼ白色であるが老成すればやや黄色みを帯び、基部はやや膨れカブラ状になる、中空
 胞子紋は暗褐色である


〔似たキノコ〕
 → 外観が酷似するものにシロトマヤタケ があり、本種に比べてやや小型、茎は中実で、胞子が平滑であることで異なるが、顕微鏡的観察を行わずに正確に区別するのはなかなか困難である。

多くはなだらかな中丘を残す
 
 左;シロトマヤタケ、   右;シロニセトマヤタケ
右;シロニセトマヤタケの根元はかぶら状